あるものが別のあるものに代わってしまって、互いにまったく別の存在になってしまうこと。

別の存在になったものは形（かたち）の変わってしまったと同時に、神（こころ）も別のものになってしまうといいます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『淮南子』俶真訓にあることば。舛馳（せんち）は多様にいりみだれあう・ちがうものが互いにあるという意味合いで、舛駁（せんばく）ということばで『荘子』に用いられてもいます。

『淮南子』俶真訓 曰
「二者代謝舛馳 各栄其成形」
「志与心変 神与形化」
高誘『淮南子箋釈』曰
「代 更也 謝 叙也 舛 互也」
『荘子』天下 曰
「其書五車 其道舛駁」

和漢百魅缶│2024.02.11
Design. Koorintei Hyousen 2024