へいこうげいぎょ 并行鯨魚

へいこうげいぎょ(并行鯨魚)

明恵[みょうえ]が見た夢のなかに出て来たもの。足の生えてる8寸ほどのおさかな。

紙に包まれたひもの状態で登場しており、そのうちに明恵と一緒になって足で歩行したといいます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
「鯨魚」は「まかつぎょ」(摩竭魚)の漢訳のひとつで、本来はとても大きな魚なためこの字が用いられてます。

明恵がこの夢を見たのは嘉禄2年(1226)6月1日で、五秘密法を修した結果としてこの夢を見たと夢記で述べてます。

和漢百魅缶│2024.02.01
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