白紙につつんだお米のことで、楪[ゆずりは]を飾りに添えたりもします。鏡餅と共にお供えしたり、家や田んぼの色々な場所、竃・農機具・勝手道具たちにそれぞれ結びつけたりしてお祝いをします。
若水をくむときに使う柄杓[ひしゃく]や桶[おけ]にもこれが結びつけられてました。
☆ 莱莉垣桜文 附註
肥後・日向など各地で用いられてるもので、「とび」ということばは贈ること「賜(とうぶ)」から来てるのだろうと解釈されてます。
正月の七草のとき、田植えのときに、とびのこめのつつみをひらいて加えることも広く行われてました。
和漢百魅缶│2024.01.07
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