薬に用いられるにんじんのことで、揺光[ようこう]星のひかりが散りこぼれて地上に落ちて、にんじんが生じるとも考えられてました。
☆ 莱莉垣桜文 附註
『春秋運斗枢』曰
「揺光星散而為人参 人君廃江淮山涜之祠 斬伐無度 則揺光不明 人参不生」
『礼斗威儀』曰
「下有人参 上有紫気」
緯書の類に示されてるもので、薬用人参についての文献記録としてもとても古いものだとされます。人参があちこちで生えることは瑞祥の一ッと定義されてて、『延喜式考異』などでもこの解説が引かれてます。
和漢百魅缶│2024.01.04
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