さんぷう 酸風

さんぷう(酸風)

東の方角から吹いてくる東風のことで、お酒が醗酵して出来上がるのは、この風のはたらきによる変化だと考えられてました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『淮南子』などで説かれてるもので、東の方角は「酸」の味に属するので醗酵醸造のちからに結びつくのだと設定されてました。

『淮南子』覧冥訓 曰
「東風至而酒湛溢」
『淮南子』高誘註 曰
「東風 木風也 酒湛清酒也 米物下湛故曰湛 木味酸 酸風入酒 故酒酸而湛者沸溢 物類相感也」

和漢百魅缶│2023.12.25
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