兎[うさぎ]たちのかじった草のことで、季節にともなってその兎齧が、あぶのような虫たちになるとも考えられてました。
☆ 莱莉垣桜文 附註 『淮南子』説林訓に記述が見られるへんかで、「だ」(能の下に虫)になるとされてます。
いっぽう、説林訓の同文がみんな、ある虫が別のすがたの虫に変わることを例示してるので、草ではなく、「兎齧」という名前の虫のことだする注釈も古くからあります。
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