とげつ 兎齧

とげつ(兎齧)

兎[うさぎ]たちのかじった草のことで、季節にともなってその兎齧が、あぶのような虫たちになるとも考えられてました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『淮南子』説林訓に記述が見られるへんかで、「だ」(能の下に虫)になるとされてます。

いっぽう、説林訓の同文がみんな、ある虫が別のすがたの虫に変わることを例示してるので、草ではなく、「兎齧」という名前の虫のことだする注釈も古くからあります。

和漢百魅缶│2023.12.21
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