太古のむかしに能州鹿島郡で人間たちを襲って苦しめてたという、わるい魚や鳥たち。「おおなむち」がその窮状を耳にして、退治してくれたといいます。
☆ 莱莉垣桜文 附註 「所の口」という地名の由来のはなしに登場するもので、これらを退治したあとの大己貴(大国主)に対して里のひとびとがおいしい野老[ところ]をささげたので、それにちなんで「ところのくち」という地名が出来たソウナ。
和漢百魅缶│2023.11.18 Design. Koorintei Hyousen 2023