とばくのしちほんぼとけ 賭博の七本仏

とばくのしちほんぼとけ(賭博の七本仏)

真夜中に誰にも知られずに墓場から七本仏[しちほんぼとけ]をぶっこぬいて持って帰ると、博奕[ばくち]に勝てるといったおまじない。

☆ 莱莉垣桜文 附註
博奕についてのえんぎかつぎとして若者や遊び人たちのあいだで語られてたもの。陸中をはじめ各地にみられたようです。

「七本仏」は四十九日までの供養のために墓所にたてる卒塔婆[そとば]のこと。組み合わさって1本になってるものや、7日ごとに1本ずつたてにゆくものもあります。

和漢百魅缶│2023.11.07
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