せっくのひのまんが 節供の日の馬耙

せっくのひのまんが(節供の日の馬耙)

節供の日に、田畑でまんが(馬耙・馬鍬)をつかって作業をしてはいけないと言われており、それを破って作業をすると一年間の天候が完全に乱れて、作物が穫れなくなってしまうとされてたソウナ。

羽前の村山郡などでは、これをするとその後の天候が日照り・大雨つづきどちらかにしかならず、農作に大変よくない と言い伝えられてたといいます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
「まんが」は「まぐわ」の発音による変化のひとつで、各地にみられます。牛馬に引かせて土の代掻[しろかき]などをするための農具です。

和漢百魅缶│2023.11.05
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