だいば 頽馬

だいば(頽馬)

馬に危害を加えてくるといわれてるすがたの見えないもので、馬が歩いてるときにこれと鳴き合いをしてしまうと、馬はころりとしんでしまうといいます。

馬に鈴をつけておくのは、「だいば」の声が聴こえなくしたり、注意を向けなくさせたりするためなのダ――と語られてたそうです。

☆ 莱莉垣桜文 附註
磐州などで言われてたもの。馬を育ててる・馬を使ってるひとたちは鈴のことを「なり」などと呼んでたといいます。

各地で言われてる馬を害してしまう存在についての言い伝えの一ッで、「だいばがみ」や、「わたり」、「ぎば」などの仲間。

和漢百魅缶│2023.10.21
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