すずかのどくぎょ 周集河の毒魚

すずかのどくぎょ(周集河の毒魚)

幼いころの平景清とその母がある夜にみた、まったく同じ内容の夢に出て来たという悪魚で、釣り上げた景清に襲い掛かって来ましたが、千手観音に叱嗟されて逃げ去ったといいます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
越後の景清寺に伝わる縁起物語に出て来るもの。観音さま曰く景清にとっての「生々世々の怨敵」を象徴してるのがこの毒魚だったそうです。

夢のなかで釣りがおこなわれたのは「上総国周集河」と登場してますが、具体的な位置はハッキリしません。

和漢百魅缶│2023.10.05
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