施餓鬼[せがき]の行事に用いられた紙の幡[はた]を、行事が済んだあとちぎってもらって来て、畑に立てておくと害虫が来なくなるといったもの。
各地で、大根[だいこん]の畑に用いられることが多かったようです。
☆ 莱莉垣桜文 附註
夏に行われる行事に使われた竹や枝・花を田畑に立てると虫よけになるとする俗信は多く、これもその一ッです。
「せがきのはな」も同様。幡や紙幣のようなものを「花」と称してる場合もあります。
和漢百魅缶│2023.08.31
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