あわずのちょうちん 不会の提灯

あわずのちょうちん(不会の提灯)

濃州の中島郡で言われてたというもので、土堤道を提灯[ちょうちん]のような灯りダケが歩いて行き、それと共にひとの足音が通り過ぎて行くというもの。ひとのすがたが見えないのが特徴だといいます。

承久のころに前渡の河原で討死した武士たちの霊とも、上中屋村の武士と結ばれるハズだった娘の霊とも語られたようです。

和漢百魅缶│2023.08.18
Design. Koorintei Hyousen 2023