山にいるという妖怪で、目も鼻も何もないなまずのようなもの。口だけがあり、小動物をたべるソウナ。
☆ 莱莉垣桜文 附註
山田野理夫『おばけ文庫 ぬらり ひょん』の「のづち」に書かれてるもの。石燕の絵などを通じて紹介された「のづち」をしたじきにしてると考えられます。四国地方におり、大田清兵衛という武士がこれを目撃したという物語が描かれてます。
大田清兵衛は「草や木の精かもしれない」と日記に感想を記載してる――と述べられてるのは、「のづち」という言葉にいての語釈を引いたもので、あつかい方としては特に異質な設定はありません。
和漢百魅缶│2023.07.18
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