むかしは殷賑をきわめてたがスッカリさびれてしまったというような土地に出るという、足が1本しかないすがたの女の妖怪。
しおらしいすがたで人前に出て近寄って来ますが、正体を見破られるとわらって消えるソウナ。
☆ 莱莉垣桜文 附註
山田野理夫『おばけ文庫 ぬらり ひょん』の「かた足じょろう」に書かれてるもの。「妖怪名彙」にある「かたあしじょうろう」を名称の下敷きにしたと見られるもので、秋田県が舞台として設定されて描かれており、廃坑となった金山ちかくにあった茶屋の娘たちの霊をよそおって現われたような表現になってます。
和漢百魅缶│2023.07.
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