道をとおるひとの背中におぶさりかかって来るという妖怪。仔猫ぐらいの大きさで、あまり重くはないそうです。
注意しないといけないのは、赤ん坊を背負ってるひとで、「おぶさり」は赤ん坊が先に背中にいると、それをどかしておぶさり掛かろうとしていたソウナ。ただし、勝気なお母さんに注意されたことがあって以来、赤ん坊(あるいはそのように見せた枕など)を背負ってるひとには近づかなくなったようです。
☆ 莱莉垣桜文 附註
山田野理夫『おばけ文庫 べとべとさん』の「おぶさり」に書かれてるもの。宮城県の妖怪として描かれてます。
和漢百魅缶│2023.07.09
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