ひとつめこぼうず 一ッ目小坊主

ひとつめこぼうず(一ッ目小坊主)

どこかの山の温泉の近くの杉の林のさきにある一目寺という荒れ寺に何体もいるという、ひたいに目がひとつだけある雛僧たち。

人間たちの生首を竹かごに集めて来て、寺の炉でぼうぼう焼いてたといいます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
山田野理夫『日本妖怪集』第2集の「一目寺」というはなしに登場するもの。及川隆平というひとが湯治に行った先で、ここの老僧とたまたまおしゃべり友達になったというのが物語の導入になってます。

和漢百魅缶│2023.07.03
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