筑前糟屋郡や因州などでは、大晦日や節分の日に野胡桃の枝などを焚いて、その香りで福の神を招き寄せると言い伝えられてました。
筑前遠賀郡などでは、生の松葉といっしょに野胡桃の枝や葉っぱを焚いてけむりをぼんぼん出して大晦日に「疫病神」をふすぶらかして追い出すといったことも言われてました。
☆ 莱莉垣桜文 附註
のぐろみ(筑前)ぬぐろみ(因州)などと各地域では呼ばれてて、いずれも野胡桃(化香樹)のこと。芳香の成分があるためにこのような言い伝えが西日本に見られたようです。
和漢百魅缶│2023.06.25
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