まめをそだてていたおに 豆を育てていた鬼

まめをそだてていたおに(豆を育てていた鬼)

「節分の豆が芽を出したら、鬼の世にしてやる」という約束があるため、一生懸命に豆に水をあげてた鬼。

そんなときたまたま、芽が出た豆があり、神様は「おぐろもち」(もぐら)と「ねずみ」を送り込んで地面の下からわからないようにその芽の根を切らせて枯らし、鬼たちが人間を全て食べてしまう事態を回避したことがあったソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
阿州をはじめ、各地で語られる「節分の豆」に関するはなしに出て来るもの。もぐらたちが隠密工作をしたあとも、鬼は水を与えつづけてたといいます。

もちろん、芽が出ないように節分の豆は各地で煎ったもの、焦げるまで熱したものが用いられてます。

和漢百魅缶│2023.05.26
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