夏の八十八夜のころにつくられるおもちで、これをお供えすることで養蚕のための桑[くわ]の葉っぱなどをはじめとした有益な植物に霜[しも]の害が出ないことを祈願をしたといいます。
上州などでつくられてたもの。朝早く(霜が生じるよりも早い時刻)につくればつくるほど良いと言われてました。八十八夜は古くから霜の害が出る出ないの分岐となる季節と考えられて来ました。地域によっては九十九夜につくられてもいたようです。
和漢百魅缶│2023.05.14
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