ほうそうのかみ 疱瘡の神

ほうそうのかみ(疱瘡の神)

子供が疱瘡[ほうそう]にかかったとき、神棚などに飾っておがんでおくと症状が軽く済むと言われてた土人形。

病気になる以前から子供が普段あそんでたものが善い、裃[かみしも]をつけてすわってる子供のかたちの土人形が善いなどといわれてたようです。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『浪華願懸重宝記』などに記載がみられる、大阪にあった俗信で、 土佐堀の今井屋仁右衛門という家に持って行って、そこに一晩置いてもらったものを、もらって帰って来るとよく効くと言われてたそうです。

和漢百魅缶│2023.05.10
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