野や荒地に棲みついてる狼狐で、ひとびとの生活をおびやかしてわざわいをもたらす存在たち。
☆ 莱莉垣桜文 附註 近世前期につくられた寺社縁起などにみられるもので、太古のむかしや聖徳太子の時代に各地にこういうものがいて、悪さをしてましたが、埋立や開墾をしてゆくことで、ひとびとが住みやすくなっていった、と描写される際に登場して来ます。
対として表現される存在に「いけのどくりゅう」などがあります。
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