やまたのおろちのしっぽ 八岐大蛇の尻尾

やまたのおろちのしっぽ(八岐大蛇の尻尾)

筑前の井手浦に伝わるもので、むかし塔ヶ峰にいた「やまたのおろち」を「すさのお」が退治して、そのとき斬り放たれたしっぽが、井手浦の山田の森に飛んで落ちて来たとされてます。

これが落ちて来た結果、豊作がおとずれたので1月8日に行われる八日座祭り(しりふり祭)がはじまったと由来づけられてます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
山田の森は、しっぽの落下地点だとされることから「やまだ」と呼ばれると語られてました。また、 すさのおがおろち退治をしたとき、この地のひとびとが射手としてたすけたので「射手」が「井手浦」の語源になったとも結び付けられてたソウナ。

和漢百魅缶│2023.04.01
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