暦のうえの「おおつち」(大土・大槌)「こつち」(小土・小槌)の期間に生まれた子は体が丈夫に育たない、短命なことがある――という言い伝えで、生まれたらすぐに焙烙[ほうろく]をあたまにかぶせてあげると、すこやかに育つといわれてました。
☆ 莱莉垣桜文 附註
志州など各地でいわれてたもの。「おおつち」は庚午から丙子の7日間、「こつち」は戊寅〜甲申までの7日間で、だいたい年に6回ぐらいやって来ます。「つちはたち」、「つちにかかるこ」や「つちにんぎょう」も同様のもの。対極のものに「まびのこ」があります。
和漢百魅缶│2023.03.18
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