うしのたたり 牛の祟

うしのたたり(牛の祟)

予州宇和郡の久家に伝わるもの。死んでしまった牛[うし]たちの霊でわざわいを起こしました。

むかし、久家浜に大量の鮪[まぐろ]の群れがやって来たとき、村のひとびとが総がかりで漁に出てったせいで、飼われてた牛[うし]たちが飢え死にしてしまったことがあったそうです。その直後から原因不明の流行り病が発生したので、祠[ほこら]を建て、牛たちのたたりを鎮めるためにはじまったのが久家の「牛まつり」なのだと語られてます。

和漢百魅缶│2023.02.28
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