おおいぬ 大犬

おおいぬ(大犬)

能州羽咋郡などで言う、山に棲んでる大きな狼[おおかみ]などのこと。むかしは山道を行く時は、これに遭遇したときに与える用に、灰をまぶしたお団子を持って行ったと言います。

悪い子などがいると、「えん(犬)の山に追[ぼ]いやれ」、「泣く者な(は)新宮の山へ追[ぼ]いやれ」などとも言われてたそうです。新宮村のちかくの山にはいっぱい大犬がいると語られてたといいます。

和漢百魅缶│2023.02.26
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