恒奥［こういく］の一ッで、天下に異常な暑さがまきおこること。夏には爆熱気温でひとびとが次々とおだぶつして、冬には木や草にそのまま花や実がつくほどのあたたかさに見舞われるといいます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『漢書』五行志に引かれてる『京房易伝』の「恒奥」の箇所には、悪事をおこなってる罪人を誅罰しないことを「舒」と謂うとあり、そのときにこのようなこと（夏則暑殺人・冬則物華実）が起こると示されてます。

「恒奥」や「奥」は「燠」の字で書かれることもあります。「暑い」という意味で用いられるもの。

和漢百魅缶│2023.02.08
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