劫[こう]をへた^[いのしし]など山にいるけもので、体が剛堅になってて、矢のたたないものを「ぐぜしし」とか「ぐぜ」と呼んでたそうです。
☆ 莱莉垣桜文 附註 阿州海部郡などで言われてたもので、ぐぜ^・ぐぜ鹿の意味。むかし三十三間堂で通し矢をやったという丸岡与助という弓矢の名人は、この「ぐぜ^」にも見事に矢を通して退治したことがあるソウナ。
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