きめん 鬼面

きめん(鬼面)

軒瓦などにつけられる装飾にみられるもので、おそろしい顔が設けられたのは魔よけなどの意味合いがあったものかと考えられてます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
濃州の「長良廃寺」と呼ばれる白鳳時代の寺院遺跡から出土した軒瓦(鬼面軒丸瓦)にみられるもの。

「鬼面」というのは「おそろしいかお」といった意味合いからのものであって、これが「おに」そのものであるというわけではないと捉えた方がわかりやすいと思います。「鬼面」以外に「人面」とも呼ばれてます。

和漢百魅缶│2022.10.
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