うみうし 海牛

うみうし(海牛)

海にいるという大きな図体の妖怪。牛のようなつのが生えており、海の底にふだんは暮らしてるといいます。

人間に対して、いけにえを求めたりもしたソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
山田野理夫『日本妖怪集』の「越前の海牛」で書かれてる妖怪。これはのちに佐藤有文も採用してます。

越前で人身御供を求めてた海牛を旅の武士が退治した結果、海牛の妻が仇討ちのために化けて武士の前に現われますが、逆にその立派さに魅了されて結ばれて海牛の顔をした男の子をもうけ、家族皆で海へ入ったはなしが描かれてます。

和漢百魅缶│2022.08.09
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