しょくいん 燭陰

しょくいん(燭陰)

岩山に住んでるという真っ赤で大きな竜蛇。しっほがとても長くて、どこに先があるかワカラナイほど長いといいます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
山田野理夫『おばけ文庫 ぬらり ひょん』などで書かれてる妖怪。「中国・九州地方」にいると記しており、日本の妖怪として描写されます。

「しょくいん」は『山海経』などに当然記載があり漢土のものですが、野理夫は水木しげるが鳥山石燕の絵に拠って描いて紹介したものを参照して素材としたようです。そのため、昼夜や夏冬に関わる部分の描写が設定に存在して来ません。

「しょくいんにであった人」という存在もはなしのなかに出て来ますが、この登場人物には名前が特に設定されてません。

和漢百魅缶│2022.07.29
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