常州茨城郡の小川にある地蔵で、痣[あざ]などにご利益があるとして信心されてます。
むかし小川城の園部家に生まれた赤ちゃんの体にひどい赤痣[あかあざ]があったので、家の守本尊だった地蔵尊に祈りつづけたところ、その赤痣が日に日に地蔵の体に移ってゆき、ついにきれいに無くなったことが由来となってます。
聖徳太子の作による木像であると言い伝えられてる地蔵尊でもあります。赤痣は世継ぎが生まれたことに対する他の奥方の嫉妬の恨みから発生したというはなしがついてたりもします。
和漢百魅缶│2022.05.24
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