仙台の光禅寺にあった地蔵で、夜中に前を通行したりする者があると急に向きをかえて、けらけらとわらって来たといいます。
むかし男沢弥五郎[おとこさわやごろう]という柳生流の剣の達人がこの地蔵にけらけらわらいをされたので、「おのれッ」と袈裟がけに斬ったところ、血がぼたぼたと出て、以後はわらうことはなくなったソウナ。
和漢百魅缶│2022.05.17 Design. Koorintei Hyousen 2022