しょうらい 焼雷

しょうらい(焼雷)

天地間に生じる雷の一ッ。陰陽の鬱怒[うつど]の気だといい、地に悪気がある場合、それと感応してぶつかるものだといいます。また、地上に落ちたとき、そこに毒のあるものがあればその毒を消したり、あるいは、毒のないものに毒を生じさせたりする変化を生じさせるといいます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『天経或問』で説かれてる3種の雷の一ッ。他には「さんらい」や「はいらい」があります。

『天経或問』曰
「一曰焼雷 是陰陽鬱怒之気 地有悪気 適与之感会則震之 而経過便留火跡 有毒之物去毒 無毒之物留毒 有去一毒者 皆焼雷之所致也」

和漢百魅缶│2022.04.
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