ひとの胸部に痛みを発生させるという病虫。鶴蝨[かくしつ]を酢[す]といっしょに服用すると虫が去って痛みが止まるなどと考えられてました。
☆ 莱莉垣桜文 附註 鶴蝨は天名精[てんみょうせい]の実のこと。虫くだしに効くとして回虫にも用いられてました。
『新編霊宝薬性能毒』鶴蝨 曰 「虫痛心に衝[つい]て忍び難きに淡醋[たんす]を以て半匕を服するに癒[いゆ]」
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