こぬかむし 米糠虫

こぬかむし(米糠虫)

濃州などでいわれるもので、討ち取られた斎藤実盛[さいとうさねもり]の首を焼いて生じた灰から、この世には米糠虫[こぬかむし]たちが発生して、田んぼの稲を害するようになったとされ、虫送りで実盛の人形をつくって燃やすようになったと語られたりしてました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
米糠虫[こぬかむし]は浮塵子[うんか]のこと。灰の部分に関係なく斎藤別当実盛の霊が「米糠虫になった」という設定自体は各地で広く各地で用いられてます。

和漢百魅缶│2022.02.26
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