人間たちの家々に宿りこんで、疫病をもたらす鬼たち。
延喜のころ、一条帝の夢のなかに天童が出て来て、瑠璃[るり]の壺から榊[さかき]の枝をつかって水を病に苦しむ人々に灑[そそ]ぎまわると、家々から青鬼赤鬼がいっぱい出て来て逃げ去っていった、というはなしが『源平盛衰記』巻4に引かれてたりします。
和漢百魅缶│2022.02.03 Design. Koorintei Hyousen 2022