とらどうじ 寅童子

とらどうじ(寅童子)

秋葉山の薬師如来に仕える十二童子のうちの寅[とら]の童子で、世の乱れをおさめ億兆のひとびとを救うために遣わされて、松平家に徳川家康[とくがわいえやす]が生まれることを夢で知らせたトカ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『三河後風土記』の絵本などでしばしば描かれてたもので、これが松平広忠の妻の胎内に入って家康になったとされます。徳川家康が寅年うまれであることに結びついていわれてたものです。

和漢百魅缶│2022.01.04
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