きつねのきば 狐の牙

きつねのきば(狐の牙)

狐[きつね]の歯牙で、これを普段から持ってると「いぬがみ」に取り憑かれることがない、あるいは取り憑かれた者にこれを用いると祓うことが出来るともいわれてたソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
狐憑きに対する狼の牙のような役割を持ってるもので、ちょうどさかさまになってるかたちのもの。

『舳艫訓』では四国では犬神があるいっぽう狐がほぼ生息してないのでよそのほかの土地からわざわざ求めて来る者がいるらしい、といった説を載せてます。

和漢百魅缶│2022.01.04
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