かいちゅうのうめ 海中梅

かいちゅうのうめ(海中梅)

海底にあるという梅[うめ]の木で、むかし竜王はこれに目を突いてしまい、片目になってしまったことから、梅干しが海に落ちて来ると怒るといわれてました。

芸州豊田郡などで語られてるもの。海の中に梅干しを落としてはいけない、落とすと八大竜王たちが怒るとする俗信の理由としてのはなしにみられるもの。モトモトあった形式の理由というよりも、よくある神仏がけがをしたというはなしを転用して添加されたかたちのようです。

和漢百魅缶│2021.10.14
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