南の国にいるという羊[ひつじ]や鹿[しか]のようなすがたの獣で、腹の中に石を生じると言われ、その石は万病に効く薬になるとして珍重されてると語られます。
『坤輿外紀』などでは、渤泥国にこれがいると言われてます。「へいさらばさら」は、この「ばさる」から採れる「へいさら」(石)であるという説などが用いられたりもしたそうです。
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