明治37年(1904)11月22日に肥前黒島の青の浦に出たという大きないきもの。9尺ほどで大きなひれを持ち、背中には硬い8本の条[すじ]があったといいます。漁船がくじらかと思って捕らえようとしたところ、馬のように大きくいなないて暴れたソウナ。
正体はなんだかわからなかったそうですが、『万朝報』などの新聞では異形な正覚坊[しょうがくぼう]なのでは? などと書かれてます。
和漢百魅缶│2021.01.29 Design. Koorintei Hyousen 2021