なん石もの量におよぶ大量の生きたままの「まむし」が藻にぐるぐるからまった状態で海から打ち上げられるといったふしぎなもの。
ときどき起こったようで、天下に何かが起こる、よくないものと考えられてたようです。
☆ 莱莉垣桜文 附註
九条兼実『玉葉』巻40 曰
「被打寄蛇 真虫 永松 栗真庄 安乃々津 惣テ津々ニ藻被纏テ或二三石 或四五石 毎津浦有皆生タリ 其後経両三日テ紛失了 凡昔モ今モ真虫海ヨリ打上ラル事ハ 伊勢国不候 件蛇自海東寄云々」
これは勢州の海に打ち上げられたりしたときの様子が書かれてる『玉葉』の記事。
和漢百魅缶│2020.11.23
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