ミャンマーのスムラ・ナーガ族につたわるもので、むかしパンパンポーという他人にいたずらばかりしては楽しんでたひとがおり、死後に鳥になっても、「パンパンポー」と鳴くいたずら好きの鳥になったというもの。
毎日毎日、夜明けが来ると「パンパンポー」と鳴いてたので、生物たちがこの声を「朝がきたな」の習慣にしてたのですが、そこがパンパンポーのねらいで、あるとき夜中に「パンパンポー」と鳴いて、盛大に生物たちをだましたりしました。
結果、真っ暗な中で起きた生物たちが大騒動を起こしてしまい、巣が壊れて暴走した蟻[あり]たちに刺された猪[いのしし]が、山の神様の酒のいれものをぶったおしてしまいます。パンパンポーは発端をつくった罪人として脚を片方もじかれてしまったソウナ。
和漢百魅缶│2020.10.31
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