霊病[りょうびょう]にかかっていた女のひとに対して僧が『千手陀羅尼』を唱えてあげたところ、口からおえッと吐き出されたというよくわからないもの。
☆ 莱莉垣桜文 附註 『沙石集』に書かれてる陀羅尼の効果を示したはなしに出て来るふしぎなもの。病気の原因となってた悪い心などのようですが、何であるのかはハッキリしません。
霊病は、なにものかが取り憑いて起こったりするやまい。
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