豆州の天城山に「疱瘡[ほうそう]婆さん」として祀られてたおばあさん。疱瘡に御利益があるとして各地からお参りに来るひとが多かったといいます。
むかし小豆[あずき]で年貢をおさめると言って、このおそう婆さんが山道を8斗もの小豆をかついで登って来たところ、途中で死んでしまった。それを埋めてあげお墓を立ててあげていたが、いつの間にか霊験があったとのことから「疱瘡婆さん」としてあがめられるようになったんだソウナ。
和漢百魅缶│2020.10.12
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