ふるやりのせい 古槍精

ふるやりのせい(古槍精)

小田原にあったもともと古い武家屋敷だったという家に出たというもので、朽ち錆びた古い槍[やり]がいろいろなふしぎなことを起こしたりするので、あたらしく引っ越したひとがいたと思ったら大体10日もたたないうちに転居しちゃうとうわさされてたソウナ。

明治の末ごろに語られてたもので、ふすまが一度にぜんぶ音をあげて外れたり、夜中に誰かが室内を歩いてる音がしたりするふしぎがあったトカ。

和漢百魅缶│2020.05.09
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