月にある月宮殿に仕えてる高貴な童子。
むかし、篳篥[ひちりき]の名人が月の出てる夜に演奏をしていたところ、松の木の下に高貴そうな童子があらわれてその音を聴いてたので、ふしぎに思いなにものであるかと訊いてみたところ、「ふきものの音にめでて、月宮殿よりも、あまくだれり」と答え、曲を聴き終えると失せ消えたソウナ。
和漢百魅缶│2020.04.03 Design. Koorintei Hyousen 2020