体の不調や出来物が生じたときに唱える「こうさが谷のたにかづら、根を切って葉を枯らす、あびらうんけんそわか」などのおまじないの中に出て来るもの。
おまじないのなかでこれの根を切り、枯らせることによって不調の根を断つとされてるようです。
☆ 莱莉垣桜文 附註
体の不調や出来物を消すために修験者や行者などが用いてたおまじないに登場するもの。谷については「天竺のこうさが谷」「ひがしやまこうさが谷」と冠されたり、「おおさか谷」と言われたり、唱えられる土地や術者によって色々に転化があるようです。
似た要素のものには悪夢をみたときに唱える「ねなしかづら」などがあります。
和漢百魅缶│2020.03.26
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