さんのうのさる 山王猿

さんのうのさる(山王猿)

山王権現のつかいの猿[さる]で、あるとき乙女のもとに通い、その乙女とのあいだに子供をもうけた。その子供はものまねに長けてて、その技能が「猿楽」のはじまりになったんだトカ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
「猿楽」の由来に関する古註にみられる説(猿と乙女とのあいだに生まれた子供たちがものまね芸に長けてたとされるはなし)に登場するもの。『申楽聞書』では「日吉の山王の猿 大内女房と嫁して子を四人持ちたり」とあります。

和漢百魅缶│2020.02.01
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